2010年10月3日日曜日

【日常】プッチン・・・切れた

日曜日の夕方、マンションの駐車場(2階建屋上)に車を止めようとしたところ・・・、私の駐車スペースに車が止まっている。

足立ナンバーのシャンパン・ゴールドのマツダMPV。

そのうち動くだろうと思い、待つこと約1分。

しかし、運転席の男性はこちらを見向きもせず、微動だにしない。

足立ナンバーだし、うちのマンションの住人がそんな嫌がらせをするはずは無い。

どこかで、「プッチン」という音が聞えた。

車から降りて、マツダMPVに向かって歩き始めた。

どうやら運転手は私に気が付いた模様。もしくは気が付いた振りをしている模様。

私が近づくとウィンドーを全開にしてこちらをジロリ。

またもや、「プッチン」という音が聞えた。

「どかさんかい!コラッ!」と丁重に心の内を運転手に伝えた。
(東京で言うところの、「お車を移動してくださいませんか、お兄さん。」)

すると、車に戻ろうする私に、MPVがガックン、ガックンと威嚇するではありませんか。

仏の顔も三度まで。

立ち止まって、振り返ったら、

MPVからお兄さんが降りてきた。短く刈り上げた頭にサングラスを引っ掛けている。

「なんやっ!」(どうしたんですか!)

するとお兄さん。

「なんで、いきなり喧嘩腰なんっスカッ!」
その、「スカッ」ちゅうのはどういう意味なん?わからん。

「喧嘩腰も糞もあるかい!アホ!お前どこに停めとんね!早よ動かさんかい!」
(喧嘩腰とかそういう問題じゃないですよ。[略]。どこに停めていらっしゃるんですか!早く車を動かしてくださいませんか!)

そしてお兄さんの反撃が始まる・・・。

流暢な関東弁で何か言っているようだが、早すぎてよく聴き取れない。

TOEICのヒアリングのほうがまだ聴きやすい。

どうやら、お兄さんは車を切り返そうとしていたらしく、私がバックしなければ、彼は移動できないらしい。

ふ~ん。そういうことかいな。

「そやったら、もっと早よせんかい!」
(なるほど、そう言う事ですか、では急いで車を動かしてください)

またもやお兄さんの猛反撃。全く聴く気になれないほど早いマシンガントーク。勘弁して~。

「分かった。もうええわ。動かす。ちょっと待っとけ。」
(了解です。もう十分分かりました。私が車を動かせば良いのですね。しばらくお待ちください)

そして、駐車場のスロープを注意深くバックで降りきった。

と思ったら、お兄さんが運転するマツダMPV(旧型)が猛スピードでスロープを降りてくる。

スロープの突き当たりは壁。

急ハンドルを切ってマンションの車道をぶっ飛ばす。

マンションを移動中の対向車と接触寸前。そして、また急ハンドル。

危なっかしいったらありゃしない。無茶すんな~ホンマニ。

とりあえず、空いた駐車スペースに車を停めてお兄さんの後を追った。

すると、マンションの門のそばにMPVが停まっているではないか。

とりあえず、ナンバープレートをデジカメで撮影。

フラッシュを焚くとバレるので、フラッシュ発行禁止で撮影。

薄暗くなってきたので、シャッタースピードが稼げない。手振れ補正も役立たず。ちょっとブレてるけど、まあいいか。

そして、お兄さんの車の近くでお兄さんが出てくるのを待つことにした。

すると、マンションの別の棟から大学生風の若いカップルが出てきてMPVに乗り込んだ。

エンジン始動。発車オーライか。でも、ちょっと待った。MPVに近づいて運転席の窓をコンコン。

カップルは話し込んでいて私に気が付かない。

コンコン、・・・コンコンコン、・・・コンコンコンコン、コ~ン

助手席の彼女がやっと私に気が付いて、私の方を指差した。

そして、やっと、運転手がこちらに顔を向けた。

その瞬間、あら不思議、さっきのお兄さんではなくちょっぴりイケメンの大学生が運転席に座っているじゃありませんか。


「え~~~~~っ、うそやろ~~~~~」いつのまにか運転手が入れ替わっていた。

後部座席を覗いてみると誰も座っていない。車の中は先ほどの大学生カップルのみ。

さっきのお兄さんはどこへ行ったの?

運転席の窓が開いたので、「さっき、ここを、猛スピードで走たっはった・・・よね?あれッ、ちゃう?」

するとイケメン大学生が「これ代車なんですけど、すぐ動かしますんで。」

私「あっ、そう、別に急がんでええけど。さっきのお兄さんどこ行ったん?」

イケメン「はあ?・・・僕、そこの棟に住んでますんで。また。後で。」

私「そやな、自分さっき、そこから出てきたもんな。・・・気付けて行きや。」

もう、なにがなんだか分かりません。

逃げられた・・・。

あ~、しょうもないことした。あほらし。・・・あの大学生誰や、名前聞くの忘れた。

そして自宅に戻り、デジカメの画像を確認。見事にブレブレ。ナンバーが読み取れない。

足立-300 ○、6○-5○ ・・・ ○の部分が読めない。

でも、とりあえずマンションの管理室に連絡。

管理室のおじさんに事情を説明し、足立ナンバーの薄いゴールドのマツダMPVの番号を確認。

どうやらマンションの住人の車ではないらしい。本当に代車なのかもしれない。

と、あきらめていたところ、妻がデジカメの写真を見て、「これって、足立-300 ○、○○-○○って書いてあるよ。」

「うそっ。どれっ。ほんまや。」

デジカメの液晶を拡大して1メートルほど離れて眺めてみると、あらら、ブレていた文字がクリアに読み取れた。

よっしゃ。これで逃げたお兄さん突き止めることができるかもしれない。

「でも、突き止めてどうするの? 逆切れされたらどうするの?」と冷静な妻。

「いや、もう十分に逆切れしてるやん。逃げたのが許せへんのや。」

ということで、

人間にも追跡本能があることを実感できた有意義な日曜日でした。まる。(守屋風〆)

--- こんなにくだらない日記をここまで読んでくれた方、おおきに。
続きはまた後ほど。---

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