2009年9月28日月曜日

【読書】ディケンズ作 デイヴィッド・コパーフィールド

シルバーウィークを挟んで、ディケンズのデイヴィッド・コパーフィールドを読み終えました。

ディケンズといえばクリスマス・シリーズの中でも特に『クリスマス・カロル』が有名な英国の国民的な作家ですね。

そのディケンズが自らの息子とまで称したお気に入りの作品がこの 『デイヴィッド・コパーフィールド』 なんだそうです。

(日本でたとえるならば、漱石の 『坊ちゃん』 といったところでしょうか。)

モームの『世界の十大小説』 のひとつにあげられている名作だけあって、とても読み応えがありました。

全5巻、総ページ数は2000ページを遥かに超えています。

物語はいたって単純ですが、登場する人物の描写に作者の愛情が注がれていて、読み進むうちにそれら人物とひとつになっている自分を発見します。

とても穏やかなストーリーですが、決して飽きさせない巧みな展開についつい読み進んでしまいます。

序盤には悲しいエピソードも重なってゆくのですが、最後はハッピーエンドで、読み終わった後はすっきりと爽やかな気分になっているのはとても不思議な感触です。

2000ページを読破して、やっと読書のリハビリも達成したかなといったところです。

これからは本格的な読書の秋に突入します。充実した読書生活を送りたいものです。

【読書】デイヴィッド・コパーフィールド(5)

●デイヴィッド・コパーフィールド(5)
●ディケンズ作、石塚 裕子 訳
●岩波文庫 449ページ
●初版 2002年

失踪していたエミリーがとうとう姿を現した.そんなとき,日増しに衰弱していたドーラが,とうとうあの世へ旅立った.エミリーから託されたハムへの手紙を 持ってヤーマスへ向かったデイヴィッドであったが,折しも嵐が襲いかかり,怒号する大海原に難破船が浮かんでいるとの話を耳にする….

【読書】デイヴィッド・コパーフィールド(4)

●デイヴィッド・コパーフィールド(4)
●ディケンズ作、石塚 裕子 訳
●岩波文庫 430ページ
●初版 2002年

ドーラの父親が突然の死に見舞われ,ドーラが窮状にあることを知ったデイヴィッド.自分がしっかりしなくては,と安定した生計の資を得るべく速記法の習得 に死に物狂いの奮闘をする.そして,ついに念願だったドーラとの結婚を果たすものの,ドーラは家政能力がまるでなく,デイヴィッドは一抹の不安を覚えるの だった….

【読書】デイヴィッド・コパーフィールド(3)

●デイヴィッド・コパーフィールド(3)
●ディケンズ作、石塚 裕子 訳
●岩波文庫 452ページ
●初版 2002年

ローマ法博士会で働きはじめたデイヴィッドは,少女のようにあどけなく,愛らしい女性ドーラと出会い,すっかりその虜になってしまう.そして,セーラム学 園時代の旧友トラドルズとの再会を果たしたデイヴィッドは….典型にまで造形された登場人物が入り乱れ,ディケンズならではの作品世界が躍動する.

【読書】デイヴィッド・コパーフィールド(2)

●デイヴィッド・コパーフィールド(2)
●ディケンズ作、石塚 裕子 訳
●岩波文庫 460ページ
●初版 2002年

つらい境遇に耐えられなくなったデイヴィッドは,唯一血のつながりのある伯母をたよって,その家になんとか辿り着いた.そこで新生活を始めたデイヴィッド は,やさしいアグネスや,こびへつらうユライア・ヒープなどと出会う.そして,スティアフォースやエミリーとも再会を果たすのだった.

【読書】デイヴィッド・コパーフィールド(1)

●デイヴィッド・コパーフィールド(1)
●ディケンズ作、石塚 裕子 訳
●岩波文庫 446ページ
●初版 2002年

本書は、モームが世界の十大小説の一つに選び、ディケンズ(一八一二‐一八七〇)自身も「自分の全著作の中で、一番気に入っている」と語っている自伝的作品である。個性的な登場人物が多数登場し、ユーモアとペーソスが全篇にわたって満ちあふれている。



2009年9月23日水曜日

9月のソングリスト

9月のソングリストはこんな感じになりました。

オープニングは Tommy Guerrero の Hello Again です。1分5秒のとても短い曲です。

ポイントは5曲目のWynnona Judd の Change the World でしょうか。

クラプトンがカヴァーして有名になりましたが、オリジナルもなかなかいいです。

Matt Costa や Amos Lee はとてもいい雰囲気なので外せません。

ラストは今回も Imagine です。

前回は Jack Johnson がカヴァーしたものでしたが、今回は John Lennon オリジナルの Live です。

アルバムのイメージは、イームズのプライウッド・ラウンジ用チェア LCW(Lounge Chair Wood)です。

1.Hello Again - Tommy Guerrero

2.Cold December - Matt Costa
3.Lucky - Jason Mraz
4.Upside Down - Jack Johnson
5.Change the World - Wynnona Judd
6.'Aint Enough For Me - Anthony David
7.Hope - Jack Johnson
8.Mother Nature's Son - Sheryl Crow
9.All I Got - Newton Faulkner
10.Pass It Around - Donavon Frankenreiter
11.Seen It All Before - Amos Lee
12.The Three Of Us - Ben Harper
13.Farmers - Hayley Sales
14.Diamonds On The Inside - Ben Harper
15.Loose We Now - Abdel Wright
16.The First Cut Is The Deepest - Sheryl Crow
17.Songs We Sing - Matt Costa
18.Won't Let Me Go - Amos Lee
19.Wished You Were Here - Hayley Sales
20.it don't matter - Donavon Frankenreiter
21.Oh Dear - Matt Costa
22.Imagine [Live] - John Lennon

2009年9月12日土曜日

Tommy Guerrero 来日公演@渋谷


























渋谷 DUO Exchanege で開
催された Tommy Guerrero の来日公演に行ってきました。

(Tommy Guerrero 来日ツアー

開場30分ほど前に
会社の同僚H氏とHMVの前で待ち合わせをして現地に向かいました。

会場に集まっている人は予想外に普通の人が多かったです。

もっとストリート系の人が集まると予想していたので意外でした。

今年の冬に同じ場所にある Shibuya O-East で行われた Donavon Frankenreiter のライブの時よりも人の集まりがよく、開場は結構混雑していました。

オープニングアクト(前座)は、Tommy のバンドでギター、キーボードを担当する Bin Ji Ling。

正直、あまり期待していなかったのですが、歌も演奏もすばらしくCD買ってもいいかなと思いました。

見た目はどうみてもオタクな感じなんですが、音楽はフュージョン的な雰囲気と、ナチュラルでファンキーなテイストにあふれたものでした。

途中で主役の Tommy がギターを持って登場したのには驚きました。Tommy はギターでサポートした後、のりのりでマラカスをシャカシャカ と振っていました。

主役なのに前座でマラカスなんか振っていていいのか? と開場の誰もが思ったことでしょう。

そして、Tommy のライブが始まるわけですが、CDで聞くよりも数倍の迫力がありました。

しっとりした曲からファンキーでパンチのある曲までバラエティに富んだ曲を披露してくれましたが、どれもCD以上のクオリティであったと思います。

約1時間半、しっかりと堪能させていただきました。

ライブが終わった帰り道、「ライブに誘ってもらって感謝します」と同僚のH氏から言われたときはとてもうれしかったです。

「こちらこそ、お付き合いいただいて感謝します・・・」

「少なくとも一年に3、4回はこういうライブに行きたいね」ということで、意気投合して帰ってきました。

すばらしい時間を提供してくれた Tommy と 同僚のH氏に感謝いたします。