シルバーウィークを挟んで、ディケンズのデイヴィッド・コパーフィールドを読み終えました。
ディケンズといえばクリスマス・シリーズの中でも特に『クリスマス・カロル』が有名な英国の国民的な作家ですね。
そのディケンズが自らの息子とまで称したお気に入りの作品がこの 『デイヴィッド・コパーフィールド』 なんだそうです。
(日本でたとえるならば、漱石の 『坊ちゃん』 といったところでしょうか。)
モームの『世界の十大小説』 のひとつにあげられている名作だけあって、とても読み応えがありました。
全5巻、総ページ数は2000ページを遥かに超えています。
物語はいたって単純ですが、登場する人物の描写に作者の愛情が注がれていて、読み進むうちにそれら人物とひとつになっている自分を発見します。
とても穏やかなストーリーですが、決して飽きさせない巧みな展開についつい読み進んでしまいます。
序盤には悲しいエピソードも重なってゆくのですが、最後はハッピーエンドで、読み終わった後はすっきりと爽やかな気分になっているのはとても不思議な感触です。
2000ページを読破して、やっと読書のリハビリも達成したかなといったところです。
これからは本格的な読書の秋に突入します。充実した読書生活を送りたいものです。
2009年9月28日月曜日
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