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映画は、ネルソン・マンデラ氏が釈放され護送される場面から始まります。
その後、大統領となったマンデラ氏が、祖国の統一のためにピナールとともにワールドカップで南アフリカを優勝に導くという実話です。
個人的には、ネルソン・マンデラ氏が独房にいるところから話を始めて欲しかったり、アパルトヘイトの現実をもう少しえぐって欲しいと感じました。
しかし、そのような政治色を映画に取り入れるには余計な批判を浴びることもあるでしょうし、ストーリーをより複雑にさせる可能性があることを考えると、上記2点に触れなかったのは賢明な選択のように思います。
アパルトヘイトにより分断された国民がラグビーの試合を通じてひとつになってゆく過程をとてもドラマチックに描いていました。ラグビーの試合も迫力があって見ごたえがありました。
マンデラが大会の状況を確認した際に「ニュージランド対日本戦が17対145で史上最悪の試合」と秘書がこたえたシーンは笑えました。
妻曰く、久しぶりにすっきりと胸のすく映画でした。
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