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●セルバンテス作、牛島 信明 訳
●岩波文庫 441ページ
●初版 2001年
前篇の終わりに司祭と床屋のニコラス親方の策略で故郷に連れ戻されたドン・キホーテではあったが、あいかわらず騎士道物語の世界に棲むドン・キホーテ。
サンチョ・パンサ、ロシナンテ、灰毛驢馬を連れて三度目の遍歴の旅に出ます。
後篇は既に「ドン・キホーテ 前篇」が世に出回っていて、人々の間にドン・キホーテの存在が世間に広く知れ渡っていることが前提で話が進みます。
そして、後篇1の読みどころは、「森の騎士」との冒険、「長者カマーチョの婚礼と貧者バシリオの冒険」、モンテシーノスの洞窟での冒険といったところでしょうか。
前篇同様に心から楽しめる物語です。
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