2008年10月18日土曜日

不思議な夢

夕食後ひさしぶりに居眠りをしてしまった。1時間ばかりうとうととしていると、不思議な夢を見ました。「時の話」です。

若い哲学者(?)と付き人が流浪の旅をしています。若い哲学者はヴィトゲンシュタインの再来と呼ばれそうな論理哲学者であり、ソクラテス、プラトンのようなイデア論者のようでもあり、ニーチェのように永劫回帰を唱えるようでもあり、カントのように超越論者のようでもある。不思議な哲学者風です。

若い哲学者と付き人のもとに、ある論客が訪れます。彼は学者です。

宇宙物理学者であり、哲学者であり、数学者であり、思想家であるその論客が、「時について」若い哲学者と議論を始めようとしました。

論客は水平にタイムラインを引き、その真ん中に縦の線を入れて、「ここが現在とすると・・・」とはじめました。(ここは、私の頭脳の限界で、とても幼稚なたとえです。)

すると、若い哲学者は、「その絵で時を語ることはできない・・・」と一言ではねのけます。

「ではどうやって時について語ればよいのか・・・・」と論客は返します。

若い哲学者は頭を抱えます。彼は彼の思想を絵に書いて表現する術を持たないのです。

されとてソクラテスのように弁証法的に論じ、証明する術も持たないのです。

すなわち、『時については人間の知りうることではなく、たとえ話をもって語れるようなものではない』ということが言いたかったのです。

私と私の周りの人々は、彼に真実を教えてくれるように希います。

すると彼は言いました「私の頭の頂点に、手をかざしてください 真実をあなたに伝えます」

(だんだんと話が胡散臭くなってきました・・・)

そして手をかざしてみるのです。

そして私は時について妄想をはじめます。彼の考え、真実が本当に伝わったかどうか確かめるためです。

すると私の頭の中に、一枚の大きな枯葉が現れました。そしてその枯葉の下に火がついて燃えてしまいました。燃えた後、枯葉の形をした炭が残りました。

これが宇宙の活動の摂理、時間の概念を表現したものらしいのです。

夢の中で私はたいそう感激して、真実はこうだったのか!と絶叫していました。

そして、夢から覚めた後こうして日記に書き綴っていますが、なんのことやらさっぱりわかりません。

夢とは往々にしてこのような不思議な体験をもたらします。

『時とは何か』が今の私の喫緊の課題でも何でもありません。

その真実を見極めたという話も聞いたことがありません。

いったなんだったんでしょうか今日の私の夢は。

まったく意味がわからず、頭の頂点がうずくので頭痛薬を飲みました。

0 件のコメント: